アニバーサリー?はじめての心療内科から25年。
2020年になった。
小学生のころ、自分が二十歳まで生きることはないだろうと結構真剣に思っていた。あまりに遠く、想像できなかったからだ。だからといって死んでしまうかもしれないと想像していたわけでもなかった。
いま、何のことはない、50代も後半になり、気分が沈んだの、鬱っぽいだの、ごたごた言いながら生活している。ある時期は自らせっせと医者に通い、調子が悪いことを一生懸命訴えていたがその時の不快が治ったことはなかった。
中学時のクラス仲間で医師がいる。彼は「日常生活に支障をきたすことになったら医者に行け」と言う。著しい困難があったと感じたからこそ、受診したのだが今思えば日本の医療費を押し上げるだけの無駄な行為だったと気づく。そう、その時はそうした判断ができないのだ。だからやはり、病なのだ。
はじめて心療内科へ通って25年になる。
「アニバーサリー」は楽しげな記念日と思いきや、英語では良いことも悪いことも「周年」をそう呼ぶらしい。
あるクリニックの待合室に「気は病から」と書いてあった。本家である「病は気から」というのは精神論、根性論という語感があるが、気は病から、には極めて説得力があると感じる。
自分にとって本当の巨大な波は2000年頃だったが、地味に少しずつ良くなっている。時間はかかるのだ。ゆっくり回復している。だから本当に死にそうな頃にはうつの「う」の字もなくなっているだろう。いいね。
気にかかること、嫌なこと、したくないこと、これから訪れる(であろう)不安。全てから逃れたいがそれは不可能であることもよく分かった。大人になった。
「黒い犬」を飼い慣らし始めている。そんな風に思える。
I had a black dog, his name was depression.
World Health Organization (WHO)

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