何でも欧米が優れているという幻想に陥りたくはないものだ。
「オンラインで同僚とのコーヒーを楽しみ、同僚の気配を感じる適度な雑音の中で作業に集中」
日本経済新聞12月7日付夕刊にはそんな書き出しで、在宅勤務率が高くても一人当たりのGDPが高水準で維持している北欧の様子が紹介されている。スウェーデンの広告代理店は電話やプリンター、キーボードを打つ音など「同僚の音」を配信しているとのこと。「生産性も高い。世界銀行がまとめた2019年の一人当たりGDPでデンマークは日本の1.5倍」とも。
https://www.youtube.com/watch?v=I1gF6HQ1FlA
『Office Sound 4 Hours』会社の音240分【作業用環境音】STAY HOME
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| こういう音が配信されている |
こういう記事を見るたびに、日本がいかに効率が悪いのかを思い知らされるのだが、本当にそうなのだろうか。いますぐにこれに反論する資料を持ち合わせていない。デンマークの人口581万人、日本は1億2600万人という2けた違いの分母だけの問題なのか。年間総労働時間も韓国と日本はワーストを競ってきた。2000時間を超える労働をしているのは世界でもこの2か国だけだった。
一方、例えば経営者は昼夜を問わず働いている。24時間とは言わないが大手、中小に関わらず経営者とは時間の概念ではなく企業存続、いかに稼ぎ出し存在し続けるかに心血を注いでいるはずだ。もちろん私利私欲に走る者もいるだろう。それはそれでブランドを守る必要もなければ、社会の公器といった考えもいらない。ただ短命に終わるだけだ。一代ならそれもよかろう。
さてさて、2020年はとにかく何でもいきなりだった。自分の「三年日記」にコロナが登場したのは1月26日でそれまでは海外からの出張者も通常だった。在宅勤務の制度はあったが半ば強制的に始まったのだった。何事も意識改革にはトップダウンが必要だというが、今回はコロナがもたらした「神風」だ。
モンダイは、企業が売上も利益もしっかり出せるかどうか、ということに尽きる。それらが出ていればハッキリ言ってオフィスに居るかいないか、定時で帰るか残業するか、週三で休もうが何だろうが、副業でどれだけ稼ごうが何ら関係ないのだ。
まあそれでも、比較的伝統的な企業に、新卒で就職して三十余年。アタマで分かっていても転職や副業はなかなかどころか、たじろいでいるのが本当のところだ。

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