2020年5月2日土曜日

NYにワールドトレードセンターツインタワーがあった頃

ゴールデンウィークとはいうものの、外出自粛は続く。
コロナがなかったとしても、さしたる旅行計画もあったかどうか。飛行機、電車、バスに乗らないと必然的に「徒歩圏内with マスク」となる。家人の「行ってみよう」気質も手伝い、片道56キロ歩くのは平気になった。ジョギングの56キロとはまた異なり、歩くほうがなぜか忍耐を要する気がする。

エンパイアステートビルからの夜景(1984年撮影)
今日は両国国技館を目標に(さしたる目的はない)歩き始めた。案の定人も車も少ない。土曜ということもあるだろう。両国をふらふらしてみると、吉良邸跡や、「芥川龍之介生育の地」(両国三丁目二十一番四号)を見つけた。18歳頃まで過ごしたようだ。ノーベル生理学医学賞 大村 智センセイが教鞭をとっていた墨田工業高校前には碑が建っていた。身近にいろいろあるものだ。

今日の散歩のハナシはどうでもよくて、家で過ごす「この時期あるある」として写真の整理がある。特にデジタルになってからは枚数が膨大だ。フィルムをジコっと巻いて撮影していたときはアングルや明るさなどを素人なりによく考えていた。だが今はどうだ。何も考えずただただ指先の思うまま「押しまくって」いる。結果どうなるか。デジタル地獄だ。この処理にどれだけ無駄な時間を割いているだろう。

1984年に撮影した、エンパイアステートビルからの夜景を写したものがある。おもちゃに毛の生えたようなカメラで、手振れがひどいし夜景撮影の術も知らずに撮ったものだ。もちろん三脚など使っていない。

だが人間の脳はよくできている。
自分の脳裏に焼き付いた、形容しがたいほどの美しい夜景が、そのぼけた写真を完璧に補正してくれる。よってこの写真は自分には最高傑作の一枚なのだ。2Lパネルにして部屋に飾ったほどだ。当然ワールドトレードセンター、ツインタワーも映っている。

それが跡形もないというのは信じ難い。2001911日のテロの5カ月前、412日にニューヨークから成田便に乗っている。サンプルを作ってもらっている工場での試作品を確かめに行った時だ。だが出張で行き緊張していたこともあり、学生時代、1984年の初訪問を懐かしむ時間的、心理的余裕はなかった。それ以降訪れていない。世界を魅了するエネルギッシュな都市はまた、大きな憎しみをも引き付けてしまったのだろう。

コロナの感染者は104万人余り、死者も61000人と世界で最も多くなっている。医療崩壊が数の増加に拍車をかけているのか、検査数そのものが多いのか他国に比べて圧倒的に多い理由はわからない。全てがmingleし、コロナも克服した時にまた、新たな輝きが放たれるとしたら、またそれを見に行くのもいいと思っている。

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