2021年2月20日土曜日

「あの頃」に戻ってはいけない

同僚が4カ月弱の休職から返ってきた。

少し瘦せていたが、元気そうだった。休み始める前と変わらない表情に見えた。来週からの復職を前に、リーダーと面接をしていたところに10分ほど同席した。またかんばっちゃうだろうな、などと想像しながら。この休職期間が十分だったかどうかは、本人にしかわからない。


うつを患った人は、「(うつになる前の元気な)あの頃に戻りたい」と口にするが、その頃に戻ればまた同じ道をたどることに気づいていない。あの頃に戻ってはいけないのだ。じゃあどこに戻ればよいのか。全く別の未知なるトコロへ行ってしまうと不安が増長してしまうので、複線のもう一方の、元居たところあたりがいいだろう。高速道路で言うなら、片側三車線のうち、事故に遭わなかった別の車線。

他の車線を行こう


その「事故現場」にもはや自分はいないが、事故の痕跡は残っている。ガラスの破片も全部は取り除かれていないだろう。ブレーキ跡もまだ残っているかもしれない。並行しながらも、別の車線を、線路を行こう。現場付近ではむしろ徐行し、それが過ぎれば法定速度で行ける。あとは車窓を楽しみながらゆっくり進む。

 

そのうち、アクセルを踏んでもスピードが出ないとか、ライトが片方点灯しないとか、ワイパーのゴムが知らぬ間にすり減っていたとか、エアコンの温度調整がおかしいとか、そんなことに必ず出会う。だがその時には修理方法を心得ている。どうしても直らなければ「ピットイン」すればいい。ゆっくり走らないとピットインのタイミングを逃してしまうのでここは要注意だ。

 

自分はトロトロ運転を再開した後、スピードは上がらないが窓を開けて外の空気を味わいながら走行している。これから何度ピットインしてもいいと思っている。

 

これでいいのだ。

0 件のコメント:

コメントを投稿

1丁目のバーガーキング

前回ハンバーガーを食べたのは、 2019 年 2 月、サンディエゴの Burger Lounge だ。滅多に食べないこと、そして滅多に行かないアメリカで食べたのでよく覚えている。彼の地に住む中学時代の同級生が連れていってくれた。アメリカーンな美味しいものだった。 最寄り駅にバーガ...