2021年2月7日日曜日

憂鬱を無毒化する技

「憂鬱はそのまま苦しむと大変なので味わいながら無毒化する」

 

新聞だったか、本だったか。出典を書き留めるのを忘れた。何しろ新聞はバサバサ積んだまま、本も図書館から借りてはページを繰り、そのまま返してしまう。スマホにでもメモっておけばよかった。いずれにしても相当の「達人」の言葉であろうことは想像がつく。

 

まず、一般人は「そのまま苦しむ」のが普通だ。そう簡単にはやり過ごせないから苦労し、落ち込み、仕事を休まねばならないこともある。ひどい時には長期にわたって休む羽目にもなる。休みたいわけじゃないが、どうにもならない時はあるのだ。それはとてつもなく「大変」なことで、不安に押しつぶされ、もがきあがくことになる。

 

そんな状態を「味わいながら無毒化する」とは、いったいどんな術をもって成しうるのか。味わうのだから、いったんは体内に取り込むのだろう。液体か固体か。あまり硬い、噛みきれないようなイメージではない。スッとのどを通ってしまうものの、相当苦いに違いない。よほどの忍耐力、包容力、寛容の心がないと消化できない。「無毒化」するだけの解毒作用を持つ強靭な心身。

無毒化する時間は人によって大きく異なることだろう。

貯蔵タンク(朝日新聞デジタルより)


さて、モンダイは無毒化した後だ。「無毒化された憂鬱」なのだから放出してしまいたい。憂鬱など保管しておきたくないし、毒がないならそこらに撒かれても問題なかろう。それとも、首尾よく(或いは七転八倒して)撃退し、もう悪さをしないと分かった「奴」を蓄積して糧とするか。度量が試される。(まあでも無理しないことだな)

 

東京電力福島第一原発の敷地内にたまる処理済み汚染水は、貯蔵タンクがいっぱいになる2022年頃には反対を押し切って海洋放出されることだろう。こっちはだいぶ「薄まる」ものの、無毒化には遠い。したがって、放出してはいけない。

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