2021年6月7日月曜日

蚊取り線香は本当に蚊を落とすのか

落とす。

その瞬間を見たことがある。蚊はCM出演を約束されたかのように、フラフラと力なく落下した。その威力たるや。

キンチョウ以外に蚊取り線香なるものが存在するのかどうか、知らない。調べれば出てくるだろうがそんなことはしない。それほど「キンチョウの夏、日本の夏」として刷り込まれている。

このサイズで3時間燃焼


今年もその季節がやってきた。といっても毎年律義に蚊取り線香を焚いていたわけではない。むしろ数十年ぶりに買ってみた。しかもあの見慣れた緑色ではない。「天然除虫菊」という黄色でもなく、茶色でもなく、黄土色のあまり見たことのないタイプだった。緑のタイプと明らかににおいは異なるが、同時に着火したわけではないのでうまく説明できない。

 

いくら100%天然植物成分使用と外箱に書いてあるからといって、思い切り吸い込んでみようとは思わない。香として焚くのもアリかと思いきやそこはやはり蚊取り線香。鳩居堂で買ってきた「沈香」のようにはいかない。その煙とにおいで蚊を殺傷するのだ。それに「観賞魚」と「飼育昆虫」のいる部屋では使うなと書いてある。

 

箱の記載で驚いたのは、社名が「大日本除虫菊株式会社」ということだった。てっきり株式会社キンチョーだと思っていた。商品を買っても、使い方を知っている物は使用上の注意を読むことはないし、よって社名の記載までたどり着くことはない。ユニークなCMは記憶にあるが、キンチョウというだけで、社名をコミュニケーションに使う必要がないわけだ。

 

ところで蚊取り線香の器といえばなぜか豚なのだが、それには2つの節があるらしい。1つは養豚業者が豚のために蚊取り線香を土管で焚いていたがその形が変化したもの。もう1つは江戸時代に枯葉やおがくずなどを燻した煙で蚊を追い払っていた入れ物が、大きめの徳利のようなもの(これがイノシシの様な形をしていた)を使っていたという節だ。

https://story.nakagawa-masashichi.jp/70112

中川政七商店の読みものより

 

わざわざ豚を買いに行くのはためらわれるので、あまり使っていない中華皿で代用している。今さっき、蚊を目撃した。いっきに手打ちにしてやろうと思ったが、またCMばりの落下を見たくなり、逃がした。全く本末転倒だ。

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