リモートワークも完全に定着したが、そんななか、オフィスの改装は続いている。もちろんコロナなどみじんも存在していなかった頃からスタートした改装は途中でやめられるはずもなく、「新しい働き方」を目指す理想の場として整えられている。
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| もう二度と乗ることもない? |
皮肉にも、リモートワークが新しい働き方の大きな選択肢の一つとなっていて、口の悪い者は、「会社へ行く意味がわからない」とさえ言う。コストをかけて改装してしまったカイシャは「生産性を高めよ。そのためにはどこで働いていてもかまわない」と半ば投げやりな感じが漂っている。
「世界のオフィス一変」という記事では、金融やIT企業を中心にオフィス面積を縮小していると伝えている。一方で郊外にサテライトオフィスを構えるといった動きもみられる。拡張の代表例として米アマゾンが挙げられているものの、代表例の次が記事には見つからない。また、コスト削減の視点で見られるようになったフリーアドレスも感染防止の観点から禁止の動きが出ている。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO64037880Y0A910C2SHA000/
世界のオフィス一変 / 日本経済新聞電子版9/20
やはりトレンドとして都市部のオフィスから、在宅や郊外型となっていくのだろう。ワーケーションも取りざたされているが、例えば避暑地や温泉地へ行ったら仕事などする気にはなれない。
いまや「コロナ前に戻る」ことは罪悪とさえする論調が目立つ。すなわちオフィスに出社して顔を突き合わせていた「あの頃」の働き方だ。苦痛を伴う通勤時間や、長いミーティングは確かに困ると思う一方で、そうした従来の「ワイガヤ」から生まれるものがなくなることへの懸念もある。
双方が納得するようなデータはあるのだろうか。
確かに満員電車通勤は苦痛でしかなかった。だが、ずっと自宅にこもっての仕事はオンオフの切り替えが難しいという実感がある。通勤がないということは帰り道がない。すなわち寄り道もできない。またダラダラミーティングは願い下げだが、近所の席の人に声掛けすることでスムーズに仕事が進むことも多々あった。
では、ワイガヤから生まれていたものは何か。あるだろうと思いつつ、とてつもないイノベーションが生まれたという記憶はない。
「もうもとには戻れない病」に感染した経営者は拡大の一途だ。

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