2020年6月2日火曜日

老若己の知を知れ


リチウムイオン電池を実用化した功績が認められ、ノーベル化学賞を受賞した、旭化成名誉フェロー吉野彰サンが、若者に向けて「どんな35歳になりたいかということを意識して今から自分自身に投資していく意識を持つといいと思います」と紙面で語っている。「2030年の社会を支える君たちへ」と題した経済紙では「10年後の日本と世界」も示されている。
10年後、行ける?

l  日本人宇宙飛行士による月面探査が実現する
l  人工知能が人間と自然な会話ができるようになる
l  ロボット潜水艦が集めたデータを編集し、世界の海(36000万平方キロ)の海底地形図が完成する
l  2030年の実質国内総生産(GDP)は、AIIoTの活用が進展する場合132兆円押し上がる
l  訪日外国人旅行者の数が6000万人(消費額15兆円)に達する
l  就業者数は2017年の6530万人から6124万人に減少する(ベースラインでの試算)
l  国内のバイオ産業市場が、現状の年間約3兆円から約20兆円の規模に成長する
l  都市への人口集中が世界規模で進行し、都市人口が世界人口の6割(49億人)を占める

例えば最初の月面探査は、宇宙航空研究開発機構の出典とあり、それぞれ記されているので、「荒唐無稽な絵空事」ではなさそうだ。それに10年先というのは見えないほど遠い将来でもない。今回のウイルスから逃れたという心理的な安心感を再び得るまで時間がかかることを考えるとインバウンドの6000万人達成は遅れるかもしれない。

このように何となく想像できる範囲というところがいい。そりゃそうだ。高校生向けの記事で100年の大計を語ったところで現実味は無くそっぽ向かれるだけだ。

イノベーションは既存知の掛け合わせからのみ生まれることを考えるとその「種」はいたるところに存在しているはずだ。既存知は、経験知ともいえる。すると若者には見えない「知」を持っているのは、若くはない我々ということになる。自身の持っている(かもしれない)それに気づけないこともあるだろう。
若くも、老いても自分の目にはこれがなかなか見えないのかもしれない。だからこそ、多様な目が必要なのだ。(ダイバーシティの作文みたいになってきた・・・)

ノーベル賞受賞者が研究をスタートさせた平均年齢が30代半ば(同紙)だという。35歳。香港駐在から帰ってきた1998年だ。何も考えていなかったなー。


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