二冊あるから過去六年間を瞬時に振り返ることができる武骨な表紙の三年日記。
2019年7月2日(火)…同僚の仕事の段取りの良さに感心
2018年7月2日(月)…長男次男からのプレゼントを喜びながらも自己投資してほしい
2017年7月2日(日)…「五十四歳」の感慨。健康を祈る
2016年7月2日(土)…日本橋木屋までスロージョギング、長男配属先決まる、次男夜勤
2015年7月2日(木)…三四郎のお母さんは「桂子」さん
2014年7月2日(水)…家人とゆっくり話ができた
飾り気ゼロ・それがいい |
振り返るのが憚られるほどの駄文、そして筆跡も利き手を怪我して左手で書いていたかのような羅列だ。それでも自身の記したことなので解読できる。
この三年日記はカウンセラーの先生から「ジャーナリング」の一環として教えていただいたものだ。最初は、「感謝のワーク」という一日いくつでも、何に対してでもかまわないので感謝したことを書き出してみるというものだった。だが、内容や対象が見つからず、ちっとも感謝できずに終わった。
たまたま書店の手帳コーナーで三年日記を見つけ、開いてみると一日のスペースはわずかだ。こんなちっぽけなスペースなら書けるだろう。だが気分が下がっているとこれがなかなか埋まらない。一行の平均値は十八文字。それが九行で百六十二文字。格闘する羽目となった。
記すというより、ひたすら埋めることだけを考え丸二冊書き終えた。継続は力なり。何の力になっているかよくわからない。だが続けられているのはこれとスロージョギング。ひとつが運動関連なのでよかった。
その甲斐あって、今週戻ってきた健康診断の結果が普通過ぎてつまらない。
さて2020年7月2日(木)は何と埋めようか。
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